遅延損害金の自動計算

機能概要

遅延損害金を日次計算し、該当の請求明細に記録する機能です。

  • 単利での計算となります。
  • 下記3パターンでの遅延損害金を計算できます。
    1. 起算日から今日時点までの遅延損害金を計算
    2. 滞納日から支払予定日(将来日付)までの遅延損害金を計算
    3. 個別交渉で確定した遅延損害金(約上額)を計算

事前設定

遅延損害金利率の設定をします。

遅延損害金の金利設定方法は下記マニュアルをご参照ください。

遅延損害金の利率設定

使い方

対象の請求明細を開きます。(①~③共通)

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a. 起算日から今日時点までの遅延損害金を計算

請求ステータスが滞納以外になっている場合は、滞納に変更します。

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遅延損害金内にある「起算日」(滞納発生日)を入力します。

「適用区分」で確定額を選択します。

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「保存」をクリックします。

  • 金額が元金にコピーされます。
  • 本日までの遅延損害金が表示されます。
  • 遅延損害金確定額=元金(残額)×遅延利率×((1÷365日)×滞納日数)

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翌日以降、前日の遅延損害金確定額に対して1日分の遅延損害金を上乗せした金額が上乗せされ、下記の金額にて表示されます。

遅延損害金確定額+(元金×遅延利率×(1÷365))

b. 滞納日から支払予定日(将来日付)までの遅延損害金を計算

請求ステータスが滞納以外になっている場合は、滞納に変更します。

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遅延損害金内にある「起算日」(滞納発生日)を入力します。

「適用区分」で予定額を選択します。

「支払予定日」を入力します。

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「保存」をクリックします。

  • 金額が元金がコピーされます。
  • 支払予定日までの遅延損害金予定額が計算されます。

金額×遅延利率×((1÷365)×支払予定日までの日数)

※支払予定日を超過しても、金額は変わりません。

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c. 個別交渉で確定した遅延損害金(約上額)を計算

請求ステータスが滞納以外になっている場合は、滞納に変更します。

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「遅延損害金約上額」に、個別交渉で確定した遅延損害金(約上額)を登録します。

「適用区分」で約上額を選択します。

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「保存」をクリックします。

  • 「遅延損害金約上額」で入力した金額が、「遅延損害金(請求額)」に登録されます。
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遅延損害金の入金消込について

事前にカスタム設定で下記どちらかを決めておきます。

  • 元金から消し込むか(デフォルト) =True
  • 遅延損害金から消し込むか =False
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消し込み時の挙動について

入金消込の詳細は下記のマニュアルを参照願います

充当ルールとその後の処理について

  • 特定した請求明細において、充当を行った金額を上限に、かつカスタム設定での順番をもとに下記を行います。
  • 元金優先パターン
    • 元金(発生滞納額)を上限に、入金額合計(元金)へ入金額を加算
    • 上限がきたら、遅延損害金(請求額)を上限に、入金額合計(遅延損害金)へ加算していく
    遅損金優先パターン
    • 遅延損害金(請求額)を上限に、入金額合計(遅延損害金)へ入金額を加算
    • 上限がきたら、元金(発生滞納額)を上限に、入金額合計(元金)へ加算
  • 元金(残額)を計算する
    • 元金(発生滞納額)入金額合計(元金)
    • 「確定額」選択の場合、明日からはこの元金(残額)を元に日次の日利計算を行って遅延損害金確定額にフローで加算する
  • 遅延損害金(残額)を計算する
    • 遅延損害金請求額 入金額合計(遅延損害金)
    • 再度請求書発行した場合は、この「残額」が使われる